2006年04月28日12:08
総合的な学習 その2≫
カテゴリー │遠州弁の部屋
4/18当日のお話。来たのは森中学校生徒5名。予定では朝9:30〜11:30。主旨は私に遠州弁の話を聞きに来ること・・。
*ちなみに来る前のお話
総合的な学習 その1
http://sun.ap.teacup.com/kisoya/78.html
私は数日前から、生徒達より送られてきた直筆の質問状を何度か読み返し、何を用意し何を話そうか迷っていました。しかし遠州弁の話と一言で言っても非常に範囲が広く、当然2時間で全てを話すことなどできません。また質問状を読んでいて生徒達が方言の何を調べたいのか明確になっていないし・・と感じ、自分のホームページをプリントアウトしたものだけ用意し、何を話すかは敢えて決めて置かずにその場で感じて進めようと決めました。
9:45過ぎにちょっと迷子になりながらもなんとか塾に到着!着くまではずっと「はじめてのおつかい」の母親気分で待っていました(°°;))。。とりあえず狭い教室に5人を案内したところで「今日は宜しくお願いします」と元気な挨拶をいただきました。そして直後にやっと肩の荷が降りたのか皆プハーーっと脱力!まずは、お茶とお菓子を用意しながら、「どうやって来た?どのくらい時間かかった?」などたわいもない話をしました。
子供達の内訳は女子4人と男子1人。皆明るく元気そう。楽しくなりそうな予感がしました!!終始、笑顔で男の子が女の子達に「お前行けやー!」とか「班長だろ!」とか指示され、言われまくり。必死に「おまえらもやれやー!」と言い返している姿がとっても楽しそうでした!ある意味ハーレムだの。彼もまんざらでもなさそうだったし・・好きな子でもいるのかな??
私の簡単な自己紹介の後、「ここいらへんの方言は標準語に近いで、ちょっとかしこまったり敬語で話したりするとあんまり出てこなくなる。それじゃー面白くない。だから今日は失礼でも怒らないからお互い普段の言葉でしゃべろう。」と決め、進めることにしました。そして「え?え?無礼講?」と満面の笑みで身を乗り出す男子。ちょっとウケタ(^▽^笑)。飲み会じゃないぞ!
そしてとりあえず質問票にあった内容「なぜホームページ作ったのか?語尾にはどんなものがあるの?名詞での遠州弁ってどんなのがある?などなど」について話すことにしました。
まずなぜ遠州弁のホームページを作ったのか?。「きっかけは転職。浜松で生まれ育ったくせに、一般会社のサラリーマンから一転して地元密着の土建屋やりだした時、周りの衆の方言がえらいきついことに驚いたから。意外と長いこと地元にいても年寄り、職人、農家の人などコアな人との接触が少ないと濃厚な方言って話してないんだなと思ったことが作るきっかけ。」と話をしました。
そして次の質問に答えようかと思ったのですが、とりあえず「んーー、文法の細かい話をするのもいいけど、それだけじゃ面白くなくない?全体的には結局何を知りたいだ?」と聞いてみました。すると皆顔を見合わせ「よく分からん」とのこと。今はっきりしていることは総合的な学習として3年間かけて遠州弁のことを5人で調べて発表することだけ・・。そのため、まず昨年調べたことや現在知りたいこと、興味があることなどを逆に話してもらいました。そして、それらの話から私が今日は何をしてあげるのが一番よいのか考え、その結果「今日は今後の方針を決めて帰るってのはどうよ?」と提案。皆もそれでいいと決定しました!!
すると皆段々と「あれ調べりゃいいらー?」とか「もうやったにー」など方言丸出しで大笑いのバカ騒ぎ状態に。いい感じ!!私の渡した単語集の中から知っているものと知らないものを分けだし「そんなの皆知ってるらー。こいつ知らんて!どバカだらー」「はぁ?知らんにー」と徐々に白熱。
単語集にあった『炭酸が抜ける:かが抜ける』を男子が“言う”と主張!しかし女子全会一致で“言わない”と反撃!!そして男子撃沈..。「おれは言うよ」と軽くフォロー!
途中ナビゲーターになった私が「森町と浜松の方言の違いについてまとめるってどうよ?」「世代間の違いでまとめるってどうよ?」「方言で劇やって発表ってどうよ?」「皆が知ってる物語を方言にするってのは?」と提案したことにもどんどん食いつき、結局うちを出たのは1時過ぎでした。知らぬ間に3時間半もしゃべっちゃたね。ところで迷わず帰れたのかな??
ここでお詫び。実は帰る寸前まで彼女らはお茶とお菓子に手をつけていなかったんです。多分先生から「どうぞ」と言われるまで手をつけちゃいけないと教わっていたんでしょう。私は無礼講という話ですっかり飲んでいると思い込んでいました。気が付かなくてごめんのー!!皆いい子だねー。
最終的には学校や地域でアンケートを取り、主要な遠州弁単語の使用率を調べてみるみたい・・そして発表時のパフォーマンスとして有名な映画やドラマのシーンを遠州弁で演じてみよう!ということでまとまっていました。発表見たいなー。お土産に持たせてあげたのは、まだHP上にUPしていない単語集。役に立ってくれるといいけど・・。
そして後日お礼のお手紙をいただきました。とっても礼儀正しく、明るく、かわいい5人でした。何か分かんないことあったらいつでも連絡しておいで!!同じ遠州人みな兄弟!!ってことで遠州の子供達はオレのこと「おじさん」ではなく「お兄さん」と呼んでいいぞ!
約束通り目に線入れておいたぞ!!けど心霊写真みたいだ。そしてシャッター下りる前に動いて皆から大爆笑もらった塾長・・ぼかしいらず!
ではでは・・。
*ちなみに来る前のお話
総合的な学習 その1
http://sun.ap.teacup.com/kisoya/78.html
私は数日前から、生徒達より送られてきた直筆の質問状を何度か読み返し、何を用意し何を話そうか迷っていました。しかし遠州弁の話と一言で言っても非常に範囲が広く、当然2時間で全てを話すことなどできません。また質問状を読んでいて生徒達が方言の何を調べたいのか明確になっていないし・・と感じ、自分のホームページをプリントアウトしたものだけ用意し、何を話すかは敢えて決めて置かずにその場で感じて進めようと決めました。
9:45過ぎにちょっと迷子になりながらもなんとか塾に到着!着くまではずっと「はじめてのおつかい」の母親気分で待っていました(°°;))。。とりあえず狭い教室に5人を案内したところで「今日は宜しくお願いします」と元気な挨拶をいただきました。そして直後にやっと肩の荷が降りたのか皆プハーーっと脱力!まずは、お茶とお菓子を用意しながら、「どうやって来た?どのくらい時間かかった?」などたわいもない話をしました。
子供達の内訳は女子4人と男子1人。皆明るく元気そう。楽しくなりそうな予感がしました!!終始、笑顔で男の子が女の子達に「お前行けやー!」とか「班長だろ!」とか指示され、言われまくり。必死に「おまえらもやれやー!」と言い返している姿がとっても楽しそうでした!ある意味ハーレムだの。彼もまんざらでもなさそうだったし・・好きな子でもいるのかな??
私の簡単な自己紹介の後、「ここいらへんの方言は標準語に近いで、ちょっとかしこまったり敬語で話したりするとあんまり出てこなくなる。それじゃー面白くない。だから今日は失礼でも怒らないからお互い普段の言葉でしゃべろう。」と決め、進めることにしました。そして「え?え?無礼講?」と満面の笑みで身を乗り出す男子。ちょっとウケタ(^▽^笑)。飲み会じゃないぞ!
そしてとりあえず質問票にあった内容「なぜホームページ作ったのか?語尾にはどんなものがあるの?名詞での遠州弁ってどんなのがある?などなど」について話すことにしました。
まずなぜ遠州弁のホームページを作ったのか?。「きっかけは転職。浜松で生まれ育ったくせに、一般会社のサラリーマンから一転して地元密着の土建屋やりだした時、周りの衆の方言がえらいきついことに驚いたから。意外と長いこと地元にいても年寄り、職人、農家の人などコアな人との接触が少ないと濃厚な方言って話してないんだなと思ったことが作るきっかけ。」と話をしました。
そして次の質問に答えようかと思ったのですが、とりあえず「んーー、文法の細かい話をするのもいいけど、それだけじゃ面白くなくない?全体的には結局何を知りたいだ?」と聞いてみました。すると皆顔を見合わせ「よく分からん」とのこと。今はっきりしていることは総合的な学習として3年間かけて遠州弁のことを5人で調べて発表することだけ・・。そのため、まず昨年調べたことや現在知りたいこと、興味があることなどを逆に話してもらいました。そして、それらの話から私が今日は何をしてあげるのが一番よいのか考え、その結果「今日は今後の方針を決めて帰るってのはどうよ?」と提案。皆もそれでいいと決定しました!!
すると皆段々と「あれ調べりゃいいらー?」とか「もうやったにー」など方言丸出しで大笑いのバカ騒ぎ状態に。いい感じ!!私の渡した単語集の中から知っているものと知らないものを分けだし「そんなの皆知ってるらー。こいつ知らんて!どバカだらー」「はぁ?知らんにー」と徐々に白熱。
単語集にあった『炭酸が抜ける:かが抜ける』を男子が“言う”と主張!しかし女子全会一致で“言わない”と反撃!!そして男子撃沈..。「おれは言うよ」と軽くフォロー!
途中ナビゲーターになった私が「森町と浜松の方言の違いについてまとめるってどうよ?」「世代間の違いでまとめるってどうよ?」「方言で劇やって発表ってどうよ?」「皆が知ってる物語を方言にするってのは?」と提案したことにもどんどん食いつき、結局うちを出たのは1時過ぎでした。知らぬ間に3時間半もしゃべっちゃたね。ところで迷わず帰れたのかな??
ここでお詫び。実は帰る寸前まで彼女らはお茶とお菓子に手をつけていなかったんです。多分先生から「どうぞ」と言われるまで手をつけちゃいけないと教わっていたんでしょう。私は無礼講という話ですっかり飲んでいると思い込んでいました。気が付かなくてごめんのー!!皆いい子だねー。
最終的には学校や地域でアンケートを取り、主要な遠州弁単語の使用率を調べてみるみたい・・そして発表時のパフォーマンスとして有名な映画やドラマのシーンを遠州弁で演じてみよう!ということでまとまっていました。発表見たいなー。お土産に持たせてあげたのは、まだHP上にUPしていない単語集。役に立ってくれるといいけど・・。
そして後日お礼のお手紙をいただきました。とっても礼儀正しく、明るく、かわいい5人でした。何か分かんないことあったらいつでも連絡しておいで!!同じ遠州人みな兄弟!!ってことで遠州の子供達はオレのこと「おじさん」ではなく「お兄さん」と呼んでいいぞ!
約束通り目に線入れておいたぞ!!けど心霊写真みたいだ。そしてシャッター下りる前に動いて皆から大爆笑もらった塾長・・ぼかしいらず!
ではでは・・。