きそや通信

先日、マイブームである焼酎のシークヮーサー割を作るために氷を出そうとしたところ、冷凍庫に一つも氷がありませんでした。貯め置きが無くなっていることはよくあったのですが、あのモナカのような白い製氷皿の中まで空っぽだったため、「あれ？何かが変だ」と思い、冷凍庫全体をチェックをすることにしてみました。恐る恐る常時ストックしてある白いチュウチュウアイスを触ってみると・・・ぶにゅぶにゅだー・・・しかもぬるーい。そして楽しみに買ってあった和風アイスもとろとろになっていました。実は一ヶ月ほど前にも一度、同じような症状になっていたのですが、ボリュームを「強」にして乗り切り、そのときのことはすっかり忘れていました。

しかし今回は冷凍庫と同様に冷蔵、野菜室も全てぬるくなっていたため、諦め半分で電気屋さんに来てもらいました。クールな感じの電気屋のおじさんは一言二言私と会話を交わすと、ゆっくりと無言のまま冷蔵庫と向かい合いました。側面を触り、目をつむり、耳をあて、５分間くらい過ぎた後にゆっくりと落ち着いた口調で話しだしました。

「よくがんばったと思います。もう限界かもしれません。もし手を入れるとしても結構かかってしまいますので、新しいのを買われた方がお徳だと思います。」

使用年数１８年。ある程度予想していたことだったため、すんなり受け止めることができました。私はセカンドオピニオンを受けることなく諦めることにしました。テレビもいかれ気味で乾燥機能付洗濯機も欲しい中の出来事だったため非常に懐具合は苦しかったのですが、結構いいのを買っちゃいました！
そして新品で中身が空っぽの冷蔵庫を開けては涼む塾長でした。

ここで一句
「初氷　勝手にできると言うけれど　立会いたいのよ　その瞬間に」