ゆらぎ

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昨日の夜(3/4)放送の『素敵な宇宙船地球号』は「音」。とっても不思議で興味深い特集でした。


http://www.tv-asahi.co.jp/earth/
<素敵な宇宙船地球号>
外国人にとってはただのノイズ(雑音)にしか聞こえなくても、日本人には心地よく感じる、秋の夜長の虫の声。この捉え方の違いは脳の働きによることがわかりました。風鈴やししおどしなど、季節の移ろいを音として生活に取り込んできた日本人の知恵を先端科学の観点も交えて解き明かし、騒音にあふれた現代の音環境について考えます。


1/f ゆらぎ」のリズムを持つものは、人にすごく安心感や落ち着き・心地よさを与えるというのは以前から聞いたことはありました。小川のせせらぎ、人の心拍の間隔、クラシック音楽などがそれを持つそうです。

昨日の放送で特に面白かったところは、「1/f ゆらぎ」を持っていて、日本人が「心地よい」とか「落ち着く」と感じる鈴虫の鳴き声を、外国のかた達に聞かせると「うるさい」とか「イライラする」と感じるところ。聞いているときに使っている脳が、日本人は言語と同じ左脳、欧米人は雑音と同じ右脳らしいのです。

ここで一考
結局「1/fゆらぎ」のヒーリング効果ってのも、万国共通、全人類共通で絶対的なものではないんだねー。生物として生まれついて体に備わっている感覚だけでは語れないということかな。多分欧米の人も日本で生まれ育てば、嫌な音ではないんだよね??それとも先天的にだめなのかな??

もし先天的でないとしたら、食べ物の好みや生活習慣、文化など、国や地域、もっと小さくいうと各家庭・・更に細かく言うと個々によって様々な特徴があるけれど、イヤだと思って生きていれば、何でも「イヤなもの」になってしまう可能性があるということだね。

クラスに特に好きでも嫌いでもない子がいたとして、例えば自分ととても仲のよい子が「あの子嫌い」と言いまくっていたとする。なんでかよく分からないけど、気持ちが引っ張られてしまい、その子を嫌いになりいじめに加担してしまう・・なんて話はよくありますよね。けど、これが逆にクラスで浮いている子に対して「あの子おもろいに!」と言いまくって、皆仲良くなればとっても素敵な話。

「生で魚を食べるなんて・・」と言っていた欧米人が寿司ブームで手の平を返したように食べまくってみたり、ちょんまげはサムライの命だった日本人が、完全に欧米化した格好をし和服をほとんど着なくなってみたり・・。普段殆ど同じイモしか食べない部族の人が最高級フランス料理を食べても多分当分は口に合わないだろうし・・。

冷静に遠目から見たとき、どちらかを間違っているとか、自分が正解だとか主張し過ぎていたとすると、その姿はとっても幼稚に感じますね。せめてポジティブに、且つ他を否定しないように主張したいものです。こういう考え方自体が日本人的なのかも・・・。

まぁ何にせよ、雑音を雑音ではなく心地よく思える力って・・・んー、いいなー・・としみじみ思いました。

 
素敵な宇宙船地球号(1)(2)

ではでは・・。



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