最近思ったこと

カテゴリー │教育・心のケア

ここのところ数ヵ月、、基礎屋も学校も病院もちょっとオーバーワーク気味かな?9月には体にもガタがきてしまい・・・色々ご心配お掛けしましたm(_ _)m 調子が戻って早々、バタバタと色々なことが起き・・・そんな中冷静になって振り返ると、最近のケースに共通する部分が多いなーと・・・そこで最近感じることをつらつらと。
・・・・・・・・・・・・・・・

傍目にはしっかりしていて、社会性もコミュニケーションの力も、生活する力もあって、将来的にはどのように育っていくのか楽しみな子が病んでいく。そんなケースがあまりにも多い。

1)大人に大きな期待を持たれる子。期待に応えようと頑張る。好かれたい。嫌われたくない。しかし能力を超えた期待はストレスを生む。やってもやっても思ったほど伸びない。同じだけ頑張っても周囲の子より苦しい。現実は何度もつきつけられる。自分はダメな子?自己嫌悪。しかし「自分の限界を自分で作ってはいけない。為せば成る」という成功者の格言を信じて頑張る。別のよいところなど褒めてはもらえない。更に苦しく自己嫌悪。嫌われたくないから更に頑張るけど、自分のことはどんどん嫌いになる。結果もでない。
次第にやる気もなくなる・・・負のスパイラル。

2)クラスの中で微妙に浮いている子。すでにチックやどもりなどの反応が出ていて、自分を助けるためにはすぐに嘘をついてしまう。時に赤ちゃんのような甘えも見せる。可愛い子ぶるのは上手い。幼い頃から相当辛い思いをして身につけた技だとすぐに分かる。怖がりで人間関係はなかなか上手に築けないが、やっと距離が近くなった子には調子に乗ってしまい、いじわるな事をしてしまう。いじられるのは嫌いだけど人をいじるのは好き。周囲からは冗談が通じない子、自分勝手でむかつく子と思われる。
そして浮いていく・・・負のスパイラル。

3)大人は、怒り過ぎたことに罪悪感を感じて、必要以上に過保護になることで自分を擁護する。次第に怒り過ぎと可愛がり過ぎで両極端に。折角、子どもが成長のために悪戦苦闘していても、過敏になっている大人は自分の考えと合わないだけで、子どもの大事な戦いを止めてしまう。逆に口では優しいことを言っていても顔は鬼の形相。子どもは恐怖のため自分が怒られない様に言葉を選ぶ。つかなくてもよい嘘をついてしまう。人のせいにしちゃう。もう何回もこれを繰り返していて、平気で嘘をつけるようになっている子もいる。結果、大人は又怒る。そして反省し可愛がることを繰り返す。
得るものなし。成長なし・・・負のスパイラル。

これでは、早いうちに自立心が芽生えて周囲の面倒を放棄できる子の方が幸せになれる社会が来る気がする。
文句を言われながらも、勉強もせず、大人に反抗して戦っている子の方が心を病むこともなく、自分をよく見つめている気がする。

なんとも子どもは淋しく、逞しく・・・大人は情けない。

もし思い当たることがあって一人で悩んでいるのならば、誰かに相談してみるのも一つかも。
学生、保護者ならばスクールカウンセラーが手軽だよ。

ではでは・・・。


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