2010年07月29日11:40
■体調不良の中に≫
カテゴリー │教育・心のケア
心の相談とは言え、SCや当心理教育相談室でよく出会うのが、体調不良を伴うケース。
「吐き気がひどく、最近、学校に行けていない」、「学校に行きたいのに頭痛が止まない」「行かなきゃいけないが、下痢が止まらない」、「朝がどうしても起きられない」、「集団にいるとめまいや寒気がする」、「調子が悪く、病院に行ったら、自律神経失調症と言われた・・起立性調節障害と言われたけど・・」、「突然、足が動かなくなった」、「食欲が出ない。体重減っている」、「頭が働かない。考えられない。記憶力が落ちた」・・・・などなど身体症状が関連する相談が多くあります。
そこでストレスチェックどうですか?
●ストレスチェック表
●日常生活で見つけやすいチェックリスト診断
●女性の症状別ストレスチェック
体調不良の中には、隠れたストレスが原因になっていて、悩みや主張を口から出したり、表現したりして明確になるだけで、身体症状が消え、状態が変わっていく例も少なくないです。
そういった場合、無意識の中に訴えがあることが多く、自分では全然気が付いていない分、体で表現しているというものが多いです。
そのため、実際こういう訴えをする人には、「私はこころを病むタイプではない」とか「特にストレスはない。悩みもない。」、「うつなんて、気を張ってないからなる。私には無関係」と言われる方が多いのですが、実は『気がつきにくいから、体に出やすい』ということは知っておいてもよいかと思います。
放置しておくと、軽い場合には私生活の中で癒されて、自然に治っていくこともありますが、時には症状が慢性化して、残ってしまうこともあります。
なので、あまりに長引く場合にだけでも、精神科、心療内科に足を運んでみるのもよいかと思います。もし病院の敷居が高い場合は、その前に、心理士に会ってみてもよいかもしれないですね。
(まず病院で、体の病気かどうかを診てもらって、特に問題がなく、メンタルが原因と思われるケースでの話です。まずは体を疑ってみてくださいね。)
吐き気と腹痛を訴え、半年以上登校の渋りと遅刻・別室登校があった子が、「学校に行きたくない」と口に出せたとたんに、症状が軽減し、きっちり元気な不登校になったこと(学校からすると、よいことではないのかもしれませんが・・)や、受験が終わったり、家庭のトラブルがおさまったりしたら、ぴったり症状がおさまったというケースは少なくありません。
また同様に、自律神経失調症においては、ストレスやメンタル面の影響が非常に大きいことが多いです。
先日ある神経科の医師と話をしたとき、『自律神経失調症は深いよ』と言われました。体の面からメンタル面から、複雑に絡み合い、かなり広範囲に調べ、治療する必要があるとのことです。
また親御さん、保護者さんとの話の中で、若い時分に患った自律神経系の疾患やこころの不調が慢性化し、今でも苦しんでいるという話をお聴きしたのは一度や二度ではありません。
<ここで一考>
苦しさと付き合うのが日本人の美徳というか、愚痴や文句を言わない、弱音を吐かないことがかっこいいというか・・・・結局、耐えることができる強い人の語る、強い人のための強者の理論と、憧れにも似た素敵な理想の日本人。大和魂。私も好きですし、やってみようとしますが、なかなかできません(T-T)。この価値観で苦しめられている人は少なくないはず・・。そんな場合は、こっそり相談に来てくれたらなーと思います。
日本人の美徳ってお化粧みたいなものだと思っています。表面がそうあることが大事かと・・・意外と歴史上の英雄や豪傑も、裏には違う顔があることが多いようですよ。
だから、もしそういうところが気になる場合には、こっそり、ひっそり相談に行きましょう。何もなければそれでよいし、何かあればこっそり治療しちゃいましょう。
ではでは・・。
「吐き気がひどく、最近、学校に行けていない」、「学校に行きたいのに頭痛が止まない」「行かなきゃいけないが、下痢が止まらない」、「朝がどうしても起きられない」、「集団にいるとめまいや寒気がする」、「調子が悪く、病院に行ったら、自律神経失調症と言われた・・起立性調節障害と言われたけど・・」、「突然、足が動かなくなった」、「食欲が出ない。体重減っている」、「頭が働かない。考えられない。記憶力が落ちた」・・・・などなど身体症状が関連する相談が多くあります。
そこでストレスチェックどうですか?
●ストレスチェック表
●日常生活で見つけやすいチェックリスト診断
●女性の症状別ストレスチェック
体調不良の中には、隠れたストレスが原因になっていて、悩みや主張を口から出したり、表現したりして明確になるだけで、身体症状が消え、状態が変わっていく例も少なくないです。
そういった場合、無意識の中に訴えがあることが多く、自分では全然気が付いていない分、体で表現しているというものが多いです。
そのため、実際こういう訴えをする人には、「私はこころを病むタイプではない」とか「特にストレスはない。悩みもない。」、「うつなんて、気を張ってないからなる。私には無関係」と言われる方が多いのですが、実は『気がつきにくいから、体に出やすい』ということは知っておいてもよいかと思います。
放置しておくと、軽い場合には私生活の中で癒されて、自然に治っていくこともありますが、時には症状が慢性化して、残ってしまうこともあります。
なので、あまりに長引く場合にだけでも、精神科、心療内科に足を運んでみるのもよいかと思います。もし病院の敷居が高い場合は、その前に、心理士に会ってみてもよいかもしれないですね。
(まず病院で、体の病気かどうかを診てもらって、特に問題がなく、メンタルが原因と思われるケースでの話です。まずは体を疑ってみてくださいね。)
吐き気と腹痛を訴え、半年以上登校の渋りと遅刻・別室登校があった子が、「学校に行きたくない」と口に出せたとたんに、症状が軽減し、きっちり元気な不登校になったこと(学校からすると、よいことではないのかもしれませんが・・)や、受験が終わったり、家庭のトラブルがおさまったりしたら、ぴったり症状がおさまったというケースは少なくありません。
また同様に、自律神経失調症においては、ストレスやメンタル面の影響が非常に大きいことが多いです。
先日ある神経科の医師と話をしたとき、『自律神経失調症は深いよ』と言われました。体の面からメンタル面から、複雑に絡み合い、かなり広範囲に調べ、治療する必要があるとのことです。
また親御さん、保護者さんとの話の中で、若い時分に患った自律神経系の疾患やこころの不調が慢性化し、今でも苦しんでいるという話をお聴きしたのは一度や二度ではありません。
<ここで一考>
苦しさと付き合うのが日本人の美徳というか、愚痴や文句を言わない、弱音を吐かないことがかっこいいというか・・・・結局、耐えることができる強い人の語る、強い人のための強者の理論と、憧れにも似た素敵な理想の日本人。大和魂。私も好きですし、やってみようとしますが、なかなかできません(T-T)。この価値観で苦しめられている人は少なくないはず・・。そんな場合は、こっそり相談に来てくれたらなーと思います。
日本人の美徳ってお化粧みたいなものだと思っています。表面がそうあることが大事かと・・・意外と歴史上の英雄や豪傑も、裏には違う顔があることが多いようですよ。
だから、もしそういうところが気になる場合には、こっそり、ひっそり相談に行きましょう。何もなければそれでよいし、何かあればこっそり治療しちゃいましょう。
ではでは・・。