バザーでござる

カテゴリー │教育・心のケア

先日ある施設のバザーに行ってきました。塾の子供からもらった今流行りの風邪のせいで体調は最悪だったのですが、商品を見たり、模擬店で食べ物を食べたり、警備の腕章を付けて微力ながらお手伝いもしながら楽しく過ごしました。

そこで今日は障害者のお話。

?これは、先日シンポジウムで聞いた障害児を持つお母さんのお話。ある日、自閉系の障害を持つA君とお母さんが電車に乗っていたときのこと。A君がぶつぶつ言いながら車のおもちゃで遊んでいると、隣に座っていたコギャル系の要素を持つお姉さんにおもちゃをぶつけてしまいました。すると、そのお姉さんがA君に
「うざいんだよ。この身障!」
と怒鳴ってきたそうです。それに気が付いたお母さん、ギャルに「ごめんなさい。そうなの、この子障害があるの。ほんとごめんなさいね。」と謝ったそうです。するとギャルはA君の首から提げていた障害者手帳に気が付き、はっとした顔をして他所を向いてしまいました。

それから数十秒が経ったでしょうか。しくしくと女の子の泣く声がお母さんに聞こえてきました。するとギャルが泣きながらお母さんのところに謝ってきたそうです。
「ごめんなさい。本当に障害を持っているとは思わなくて・・」
??????

?次は視覚障害者のいる家族のお話。あるとき遠くに住む親戚と一緒に旅行に出かけたとき、船に乗ることになりました。全盲のB君はある程度手を引いてもらう補助がないと歩けない部分もあるのですが、さすがに家族は勝手を知った者。普段からやりすぎず、それでいて手を出すとこは出すといった感じ。B君が陸から船に乗り込む際、家族よりも同行の親戚の方がハラハラ。家族がB君をあまりに一般の人と同じような扱いをしているので、親戚が「手をとってあげて!」と怒鳴ったそうです。
??????

<さてここで一考>
やさしさってなんだろうね。よく知らない世界に知ったかぶったり、分かっていると勘違いすると知らず知らずのうちに誰かを傷つけてしまう時がある気がします。心から湧き出た優しさが正解とは限らないよね。優しさを持たないことは論外として、単に感情に流されず頭で考えてから行動することや経験や知識を身に付けていくことは、ナチュラルに心から湧き出る感情や感覚同様に大事ですよね。まずはやさしさ、次は謙虚から始まるのかな。
ではでは・・。

きこえない子の心・ことば・家族
『きこえない子の心・ことば・家族』


タグ :障害

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